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どのような段取りですすめればいいの?

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    こんにちは、税理士の中東(なかひがし)です。

    今月は「年末調整」についてご説明します。


     それでは年末調整の大まかな流れを説明しましょう。

     まず、年末調整の際に必要となる資料を収集します。それぞれの書類の説明は後ほど行いますが、まずはすでに従業員から提出されている「給与所得者の扶養控除等申告書(以下「扶養控除申告書」)」を一旦従業員へ返却をして、年末調整時点での状況と合っているかどうか内容の再確認と修正をしてもらいます。

     次に、11月を過ぎて各税務署から郵送される年末調整用紙を従業員へ配布します。このときに確認事項が漏れないようにチェックリストを作成し、各申告書と共に従業員へ配布すると良いでしょう。

     そして、1年間に支払った給料賞与の額を合計します。このときその年の途中で入社した人については前職分の源泉徴収票を受理し、加算することを忘れないようにしましょう。

     その後、給与所得控除後の給与の額を求めます。給与所得控除後の給与の額は税務署から配布される「年末調整のしかた」に記載してある「年末調整のための給与所得控除後の給与等の金額」で求めます。


             
    前職の源泉徴収票の受理
    ・・・
    課税支給額 源泉税額
    社会保険料
    の集計
           
        ・・・
    年末調整のしかた参照
           
    扶養控除申告書
    配偶者特別控除申告書
    保険料控除申告書

    受理と内容確認
       
           
      ・・・
    A − B
             
        ・・・
    年末調整のしかた参照
           
    住宅借入金等
    特別控除申告書の
    受理と内容確認
       
           
      ・・・
    C − D
    チェックリストを利用しよう!
         
       
         



     各資料から所得控除の金額を計算し、給与所得控除後の給与の額から差し引きます。

     先ほど、所得控除は14種類あるといいましたが、年末調整で控除できるのは11種類です。年末調整で控除できない3種類(医療費控除、雑損控除、寄付金控除)について控除をしたい場合には、別途確定申告をしなければなりません。

     続いて、この所得控除を差し引いた金額に、「年末調整のしかた」にある「所得税の税率」を当てはめて所得税額を計算します。

     そして、年末調整で住宅借入金等特別控除を行う場合はこの税額から控除額を差し引きます。

     こうして計算した金額が、その人が一年間に納めるべき所得税額となります。

     最後に、一年間給与から天引きした所得税の合計額が、先に計算をした所得税額より多い場合はその差額を還付します。逆に先に計算をした所得税額より少ない場合にはその差額の税額を徴収します。

     以上が年末調整の流れとなります。

    posted by: 中東 久美子 | 【年末調整】基礎知識 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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